みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今日はソウルグルメ情報、スンドゥブとキムチチゲの二本立てでお届けします。
まずは、スンドゥブから。上の写真がそれ。
とても辛くて美味しかった。
実は、カンジャンケジャンを食べたくて。
カジノのことを教えてくれた知人から、もう1つ知り得たのが、カンジャンケジャンが美味しいということ。
彼女はどこで食べても美味しい、と言っていたけど、折角なら折り紙付きのとこに行こう、と調べて向かったのは「真味食堂」(下の地図では「ジンミ食堂」と表記されてます)。
ミシュランにも選出されているそうで。
予約しないと厳しいだろうと思いつつ、あわよくばランチの最後に滑り込めないかなあ、と思って突撃。
結果、撃沈。
しかも、私の滞在期間中、ずっと予約でいっぱいとのこと。残念。
というわけで、気を取り直して他のカンジャンケジャン屋さんへ・・・とは行かず、こういう時のために、近くのお店もマークしているのです。
そうして向かったのが、お豆腐料理屋さん。
こちらもミシュラン選出だそうで。
念のために補足しておくと、ミシュラン店だから、という理由で行っているわけではありません。
美味しいと高評価のお店を探したら、ミシュラン店である率が高いという。
地図の通り、とても近くなので、すぐに到着。
しかし思いの外、一戸建て風のしっかりした外観。
韓国では元々、1人ご飯は変、という認識だったらしく。コロナ禍以降、ようやく浸透しつつある、という歴史の浅さなので、一瞬入るのに躊躇。
尤も、私も一人ご飯が平気になってまだ浅く、1年弱くらい。でも、謎に立ちはだかっていた壁を一度乗り越えると、もう何も気にならないね。もちろん、友達と一緒に食べる方が好きだけど。だって、美味しさが倍増だもの。
私がそうして躊躇っていると、お店からちょうど出てこられた方がいて。その方たちから滲み出る満足感に、きっと美味しいわここ、と気付いたらお店の中に入っていました。
混んでいたけど、幸いすぐに案内され。その後も一般的なランチの時間は過ぎていたけど、ちょくちょく人が入っていたので、やはり人気店なのだなあ、と。
さて、何頼もう、と思ってメニューを開くと韓国語。Google翻訳をかざしてもイマイチ分からず困惑していたら、店主のおじさんが英語メニューを持って来てくれました。とりあえず、初見での韓国人認定率100%。
ただ、英語でもよく分からず。とりあえずおすすめに従う精神で指差したら、それは2人以上用とのこと。
1人用はこっちですよ、と言われた方を落ち着いて見ると、ちゃんと内容が書いてあり。
メニューの上から2番目、チェジュ島の豚肉入りのスンドゥブを注文。
したつもりだったのですが、なぜかメニュー1番上の豚肉なし、お豆腐だけの1番ベーシックなものがサーブされました。
もしかしたら、最初指差した2人用のやつがそれだったのかな?だから合わせて変更してくれたのかな?と、そんな気がしてならない。
まあいずれにせよ、とても美味しかったので良き。
静止画でも伝わる、ぐつぐつと煮えたぎったかんじ。
(冒頭の写真参照)
辛そうでしょ?
うん、辛いです。
私、結構辛いの大丈夫な口なのです。その私が辛くて美味しい、と感じ、気付いたら汗をじんわりかいていたので、一般的に言うと相当辛いかもしれない。
従って、辛いの好きな人は満足度高め。
逆に、辛いの大丈夫じゃない人は食べられない可能性あり。
ちなみに、これで9000ウォン、約900円。
まさかのコスパ!!!安くて美味しいに拍手。
そんなわけで、リピートの可能性、大いにあり。
もちろん、その際は豚肉入りを頼みます。「チェジュ島の」っていう美しい響きが忘れられない。
では、続いてキムチチゲ。
さっきのよりも、グツグツの躍動感がすごい。
見た目ほとんど同じだけど、違う料理です。
こちらは、辛さへの免疫普通レベルの方もいけると思う。なぜなら、私的に全然辛くなかったから。
そういえば、ローカルな食堂行ってないなあ、と気付きまして。
宿と同じ通りにいくつか飲食店があったのですが、その中で地味に評価が高いこちらに行ってみることに。
入ると、すでにテーブルには前菜がセットされている。
一人だと分かると、それを下げて、代わりに一人用に盛られたプレートを出してくれました。
「キムチチゲ」と単語だけで注文し、折角覚えた「ください」の韓国語、ジュセヨを披露する機会をまた逃したことに嘆きつつ、テーブルの前菜をいただく。
普通に美味しい。良い良い。
しばらくして、グツグツ煮えたぎったチゲ登場。
こちらも、普通に美味しい。
普通に美味しいって、そんな高評価ではない時に使うこともあるけど、この場合は完全に褒め言葉。
近所に住んでいたら、定期的に通ってしまいそうな普通さ。伝わるかなあ。
周りのおじさんたち、みんなビビンバらしきものを食べていた。ポカポカ陽気に、キムチチゲは温まりすぎるのかも?
前に座っていた先客のおじさん2人組が帰って行くのをなんとなしに見ていたら、まさかのセルフレジ。
自分でカードの機械に金額入れて、カード切ってるの。
何気にカメラ目線の、入り口近くに座っていたおじさんは、食べ終わって勝手に出ていったし。きっと、テーブルに代金置いて行ったんだと思う。
何この信用社会。ブラボー。
感動しつつ食べ終え、店内が忙しくなってきた時に申し訳ないと思いつつ、そもそも金額すら分かっていなかった私は、おばちゃんにカードを渡す。
入力した金額を見て、再び驚く。なんと5000ウォン、つまり約500円。
いつもどんなレビューもかなりしっかり読むのだけど、以前お伝えした通り、韓国においては天下のGoogle mapよりNever mapが主流。そして、Never mapのレビューは99%韓国語。
流石に、いちいち翻訳して読むほど暇ではないので、総評の数字だけが頼り。
この食堂も、数字だけしか見ずに行ったわけだけど、もしかしたらレビューには「安くて美味しい」の記載で溢れていたのかもしれない。
どんどんお客さん入ってきていたけど、何よりもおばちゃんの機敏な動きが、忙しいお店=人気店であることの証明だなと。
最後に「マシッタ」と伝えたら、「ああ、マシッソヨ」と訂正されました。
おかげで、もう忘れない「美味しい」と「美味しいです」の違い。
ありがとう、おばちゃん。
わざわざ出向いて美味しいものにありつくのも良いけど、こうして何となく近場で探して入るのもまた良いよね。
みんなの口が唐辛子を求めてきたところで、今日はこの辺で。
ごきげんよう。
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