【ソウル】コロナを生き延びた弘大のチムジルパン

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乗ろうとした電車のドアを目の前で閉められたら、果てしなく悲しい気持ちになる私ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

別にその電車に乗れなくても問題ないのに、置いて行かれた気分になるからでしょうか。でも、駆け込み乗車は危ないので、大人しく次を待ちましょうね。

さて、今日のテーマはチムジルパン。

何個か前の記事で、ネタが多い、なんて思わせぶりな発言をしていたので、その回収から。

チムジルパンとは、岩盤浴のようなものです。

「愛の不時着」でも、隊員たちがソウルで作戦会議を立てるための隠れ蓑にしていたよね。

あのイメージで行ったのですが、あれがスーパー銭湯だとすれば、私が行ったのは街の銭湯みたいなかんじでした。

紹介するのは、弘大駅(ホンデ)のすぐ近く。そして私の宿のすぐ近く。

1週間いたので安いとこに泊まっていたのですが、ホテルと言う総称よりも、宿と言う方がしっくりくるような形態で。

住環境において最も重要だと思われる「清潔感」において、何も不満はなかったのですが、1つ困ったのがシャワー。

バスタブがなく、シャワーオンリー。それは分かっていたのですが、まさかトイレの横にシャワーヘッドがちょこんと付いているだけの、超省スペース設計だとは知らず。

そんな斬新なデザインだったので、何の躊躇いもなく一回も部屋でシャワーを浴びようとは思いませんでした。

でも、ご安心を。毎日お湯に浸からないとやっていけない体質なので、シャワーのみである時点で、毎日チムジルパン通いは決定しており。

宿を予約する時に近くにチムジルパンがあることも確認済。

そんなわけで、いざ、お風呂セットを持って、初チムジルパンへ。

こちらはホンデ駅から出て、北側の道路を渡っている画。少し坂/階段を上った、矢印の先にある入り口を入ります。進んでいくと、エレベーターがある。それで地下2階に降りると、チムジルパン。

ちなみに、乗る階は2階なので、帰りはご注意を。

我ながら驚きなのだけど、特に何も調べずに行きまして。前述の通り、スーパー銭湯のイメージだったから油断したのかも。

でも、私が行ったのは街の銭湯バージョン。早速受付のおじちゃんに何か聞かれるも分からず。

「チムジルパン」と言うと、通じてお会計。11000ウォン。番号の書かれた紙、タオル2枚と黄色いチムジルパンの服を渡されます。

ちなみに、後日カード明細見ていて気づいたのですが、毎日微妙に金額が違う。12000ウォンの日もあれば、16000ウォンの日もある。恐らく高いのは、週末+夜の割増料金だと思う。唯一遅い時間に行った日だから。11000と12000の差は何だろう。

一方、最初のおじちゃんの質問は後で分かった、というか推測したのですが、恐らく、サウナだけかチムジルパンも入るか、を聞いていたのだと思う。

観察していると、チムジルパン用の黄色い服なしの人がいた。だから、次の日は試しに受付で「サウナ」と言ってみたら、タオルだけ渡されました。ついでに、ちょっとお安くなって確か9000ウォン。

ここで、日本の銭湯のコスパの高さに改めて気付かされる。余談ですが、神戸には銭湯の仮面を被って、実はちゃんとした温泉がかけ流されているところがいくつかある。処女塚温泉や灘温泉など。500円以下ですよ。神だよね。

さて話を戻して、受付でもらう番号が書かれた紙。その番号と同じ番号の靴箱に靴を入れ、その鍵で同じ番号のロッカーを開閉する、というシステムのようです。

Same number とか、Shoes、Locker、とおじちゃんがカタコトの英語で説明してくれて。十分伝わりました。

でも、肝心の中に入ってからどうしたらいいのか分からず。とりあえず身体を洗って入浴。

ちなみに、女性の洗い場はシャワーによってかなり水圧に差がある。サウナの前に並んでいる、ヘッドが黒いシャワーがおすすめ。立って浴びれるところね。

その後、チムジルパンに行こうと出るも、よく分からん。この矢印の案内の方なのか?はて。

幸いおばあちゃんが1人いたので、チムジルパン?と聞いたら「ネー(=yes)」。そして何か言いながら、違う方も指差す。

私が最初に指差した方を覗くと、窯(?)が1つだけ。温度がかなりぬるい。しかも、男子1名寝転がっている。びっくりして、退散。割と本気で間違えたのかと思ったけど、男女混浴なのですね。厳密には「浴」ではないが。

気を取り直して、おばあちゃんの指した方へ。階段を上がっていきます。

窯、と言う表現が正しいのか分からぬが、それ以外にしっくりくる単語が見当たらないので窯と呼びますが、このフロアには窯が3つ。右から激熱、ぬるめ、まあまあ熱め。

あとは休憩スペース。割と本気で仮眠がとれそうなエリアや、女性・男性専用エリアもあるなど。

私は、まあまあ熱めに入って、休憩して、激熱に砂時計1回分耐えて滝汗流して、下に降りてシャワー浴びて終わり、というのがルーティン化した。

2日目に、帰ろうと着替えていたら、おばちゃんに話しかけられ。おばちゃんってどこの国もコミュ力高いよな、と思いつつ、韓国語が分からない申し訳なさとお伝えすると、カタコトの英語で話してくれた。

恐らく、チムジルパン良かった?みたいな質問を最初に投げてきたと思われる。チョアヨ?的な音声だけ聞き取れたのと、彼女はここが初だという情報からの推測。

他にも色々話したけど、内容を何も覚えてないのは、他愛無い世間話の典型例だったということでしょう。

そんな彼女、来て、まず黄色い服に着替えていた。なるほど、最初にシャワーとか浴びずに直でチムジる(急にググるみないな言い方する)のが普通なのか?と思いつつ、私は先にシャワーでチムジルパンをサンドするスタイルを貫きました。

3日目にはもう板に付いていたのか、分からない時に慣れてそうな人を見て参考にする時の、参考にされる人になってた。

自意識過剰の可能性は無きにしも非ずだけど、私がスタスタとまあまあ熱めに入っていったら、女子1名が入ってきて。「Oh so hot」と一言。

なるほど、外国人なのか、初めてなのかな、なんて思いつつ、しばらく後に先に私が出る。

すると彼女もすぐに出てきて。

私はしばし休憩した後、激熱へ。

するとすぐ彼女が入ってきて。

いや、さっきのところで暑い言ってた人には無理だろ、と思っていたら、案の定そそくさと退散。

私は気持ちよく砂時計1回分の滞在で滝汗を流したら、すぐシャワーを浴びに。

シャワーも終わり、出ようとしたら、また彼女登場。

流石にこんなに遭遇すると、もしかして入り方分からず見真似されていた?と思わざるをえず。

しかし、同時に多分普通はもうちょっとゆっくり楽しむものなのに、と申し訳ない気持ちに。

ちなみに、1週間毎日行って、基本ずっと空いてた。若干土曜日の夜は増えたけど、休憩スペースで談笑しているグループいたぐらいで。

経営が心配になるけど、コロナを生き延びたのだから、大丈夫なのでしょう。

いかんせん、コロナで閉業したチムジルパンがすごく多いそうで。

正直、毎日同じところに行くつもりはなかったんですよ。

折角だから、色々行ってみようと思って。

東大門にあるスーパー銭湯版チムジルパン、スパレックスに行ってみたのです。(ちなみに冒頭の写真は、東大門と言えば!なデザインプラザ。曲線美にうっとりする建物です。)

で、チムジルパン。

まさかの臨時休業。

普段はやってるのよ。タイミング・・・。

でも私、出かけて行った先が閉まっていることが本当に多くて。ランチとか2店舗連続なんてこともある。

そんなことある?って思うでしょ?

まさかチムジルパンでもその特技を発揮するとは思わなかった。いや、絶対特技にカテゴライズするものじゃないけど。

次に閉まっていたのが、こちら。

こちらは、見事な廃業ぶり。

正直、遠くから見えたこのビジュアルに、違和感はありました。覇気が皆無だもんね。

みなさん、ドラゴンヒルスパは数年前に閉業しています。ご注意を。

ここ、龍山駅のすぐ横でアクセス抜群なのに、惜しい。折角ここまで行ったのに、と悲しいけど、綺麗な夕日が見れたから良いということにしましょう。

龍山駅といえば、すぐ近くに、みんな大好きBTSの会社、HYBEの本社があるらしいよ。

こうも立て続けに「OUT」を突きつけられると、もう自分のコンフォートゾーンでいい、となるわけです。そうして、新規開拓はやめ、連日通うという。

そのおかげで毎日激熱でしっかり汗流したからか、肌のスベスベ度がちょっと良くなった気がする。

潰れたのが多いとはいえ、まだまだ他にもあるので、みなさまがソウルにお出かけの際も、是非チムジってみてね。

尤も、取り急ぎ日本の温泉で癒されるが良きですね。アソビューからだと、ちょっとお得にチケット買えることに最近気付いたので、おすすめ。

ではまた、ごきげんよう。

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この記事を書いた人

アラサー女子\(^^)/ マイペース&自由に生きてます。物欲ゼロ、代わりに旅欲高め。渡航32ヶ国、まだまだこれから!英語&スペイン語を話せます。Instagramで韓国グルメ発信中☞ @arisa_travelife

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