「ガウディとサグラダ・ファミリア展」よし、バルセロナに行こう

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七十二侯は桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

最近、怒涛のインプット続きなので、アウトプットの方も頑張りたい次第でございます。

さて、東京国立近代美術館で6/139/10まで開催中の「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に行ってきました。

結果、30分で退散(笑) 

人多すぎて何も見れなかった。嘆き。

空いてる時は楽しめると思うけど、果たしてこの展覧会にガラ空きの時が存在するのか疑問。

と言うのも、ド平日のお昼前であの混雑だったから。これから夏休みということもあり、常に混んでいると推測されるので、結果特におすすめしないです。これ見に行くならバルセロナ行った方がいいと思う。

サグラダ・ファミリアは2026年完成予定なので、早く行った方がいい。100年以上も建設中の遺産、その建設中に立ち会える機会があと数年。建設中の今は、完成後の姿に重きが置かれているかもしれないけど、完成してしまえば、建設中だったことの希少価値が高まる。ぜひ、今のうちに。

バルセロナの友人も、2026年完成予定ってどうせ間に合わないと思ってたけど(その宣言したの結構前なので)、どんどん出来ていってるわ〜と言ってました。

展覧会に話を戻して、滞在30分とは言え、見れた・学べたこともあります。

1つ目は、ステンドグラス。

北欧の教会って窓が大きいらしいです。対して、スペインは窓が小さい。それは、光量に比例。薄暗い北欧と、太陽ガンガンのスペイン。

しかし、サグラダ・ファミリアは窓が大きい。なので、光量を調整するためにステンドグラスを張り巡らせているのだとか。中に入るとステンドグラス越しの美しい光の装飾を目にすることができるので、是非晴れた日に入ってみて。

2つ目は、糸と錘。

天井から下に糸を垂らして、錘をつけて塔の形を決めたとか。錘をつけた時に出来た糸の形が、最もバランスが良いから。それをアップサイドダウンして、塔の形になっているのです。有名な話なので、知っている方も多いかもだけど、ミニデモもあるし、映像での説明もあるし、分かりやすかった。

3つ目は、世界にあるガウディさんの設計テクニックを模倣した建物。

日本人の建築家さんによるものも多くて驚き。

モード学園コクーンタワー、上海ヒマラヤ芸術センター等等。技術は伝承され、さらに発展もしていく。

日本人と言えば、主任彫刻家もそう。外尾悦郎さん。彼の作った彫刻のレプリカも展示してあった。間近で見られる貴重なチャンス。あと、各ファサードの説明もあったので、興味ある人には面白いかも。

4つ目にして、最大の学びはガウディさんの命日が私の誕生日なこと。なるほど、ゴーギャンと同じ誕生日でもあるし、これはやはり私の中に眠る内なる芸術センスが発揮されるのも時間の問題だな、とほくそ笑んでおりました。

尚、ガウディがサグラダ・ファミリアの前の路面電車に轢かれて亡くなったのは有名な話。でも、誰もガウディだと気付かなかったそうで、実際タクシー3台が病院に運ぶのを拒否したんだって。可哀想に。その運転手さんたち、自責の念に苛まれるよね。

ちなみに、↓が死亡広告。

あと、カサ・バトリョの背もたれが45°くらいくっついた肘掛け椅子も展示されていた。これを見ると、アルモドバルの映画「オール・アバウト・マイ・マザー」を思い出す。

映画の中では、ペネロペ・クルス演じる修道女ロサの実家の玄関に置いてある。

インテリア=芸術=その人を写す

というわけで、ロサの母親の性格をその椅子に結びつけて分析した。ロサの母親の名前もロサなんだけど、母ロサはすごい厳しくて、きっちりした人。娘が途上国に行って人助けをすることに、どこで育て方を間違えたのかしら、なんて言う人。

趣味はシャガール贋作なんだけど、その腕前が素晴らしいの。あれだけ描けるなら、自分の作品を描けばいいのに、と思うけど、彼女は模倣している。それは、自分自身を見つめていないからだと思う。

それが椅子にも結びつく。2人が並んで座っても、お互いに姿が見えない。つまり、母ロサは相手のことを見ようとしていない。そんな性格の描写ではないかと、修論につらつら書いたのです。

バルセロナに行ったら、ガウディ建築の他に行きたい所が1つ。それは、La mantequería というバル。

バルセロナの友人たち曰く、トルティージャが1番美味しいお店だそうで。日本滞在の終盤になると、「帰ったら絶対すぐ行ってトルティージャ食べる」って言うほどのお店。

日本の卵焼きが作る人によって全然味が違うように、トルティージャもお店によって全然違うのです。

ちなみに、昔々自分で作ってみたことがあるのですが、あの大量のオイルでジャガイモを揚げ焼きにするのが嫌で、蒸かしたのを入れた結果、かなり味気ない代物ができあがりました。笑

サン・セバスチャンは別として、正直スペイン料理にそこまで思い入れはないけど(断絶日本食と中華の方が好き)、スペインのバルでワイン片手に食べる、あの雰囲気が美味しいのよね。

さて、いつ行こう?

ではまた、ごきげんよう。

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この記事を書いた人

アラサー女子\(^^)/ マイペース&自由に生きてます。物欲ゼロ、代わりに旅欲高め。渡航32ヶ国、まだまだこれから!英語&スペイン語を話せます。Instagramで韓国グルメ発信中☞ @arisa_travelife

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