二十四節気は穀雨、そして新月、いかがお過ごしでしょうか。
さて、私がソウルで散歩に精を出していたのは以前お伝えした通り。
それで気付いたことが一つ。
坂だらけ!
去年のハロウィンに、梨泰院(リテウォン)で人の雪崩で大惨事が起きたことのを覚えているでしょうか。
坂道で人がごった返して、ドミノ倒しで圧迫死、という普通では考えられない状況。
でも、この街の坂の多さ、そして坂の急さを見て、なるほど起きかねない、と思いました。
私はその事故現場には行っていないけど、梨泰院に限らず、ソウル全体的に坂率高め。
ある時、目の前に聳える坂道に「ここを登っていくのか・・・」と唖然。
念の為、地図で確認すると、90度間違っていたことが判明。登らないで済んで安堵、なんてこともありました。
坂道で思い出すのは「パラサイト」の豪雨。
道が川に扮して、半地下を浸水させてしまうけれど、確かにこの急斜面なら急流になるわ、と納得。
では、坂=悲劇 なのかというと、もちろん否。
私の推測なのだけど、韓国人のスタイルの良さはこの坂の多さに起因しているのではないか。
同時に思い出すのは、サンフランシスコ。
ヘルシーなスポーティーなイメージのあの街も、ダイナミックに坂だらけだった。
どうですか、坂と美脚の比例。
説得力あるでしょ?
「おいしいとダイエットが叶う街、ソウル」
キャッチコピーまで考えちゃったよ。
さて、話は変わって、髪を切りました。
私美容院に行くのが本当に億劫で。
去年までは、小さい時からお世話になっている、近所の美容院に行っていたから良かった。
私は髪切りたい!と思い立ったその日、もしくは翌日に切りたいのだけど、働き始めたら土日しか行けず。
流石に土日は事前に予約しないと空いていないので、どうせ予約しなければいけないのならば他のところに行ってみよう、と思い立ち、最近は毎回違うところに挑戦。
しかしながら、次もここに来よう、と思えるところが今のところない。単に私の美容院選びに問題があるのかもしれませんが。
そんなわけで、いや、そんなわけではないのだけど、ソウルでカットをしてみることに。
というのも、ちょうど渡韓の前日だったか、夕方のニュース番組でソウルが映っており。母に呼ばれて見ていると、アナウンサーの方が、韓国の芸能人も御用達という美容院でヘアセットとメイクをしてもらっていて。
そこで、なるほどソウルで髪切ろう!と、という考えに至る脳内回路は我ながら謎ですが、とにかく検索してみると、日本語でいけそうなところを発見。
早速LINEしてみると、すぐに、間に翻訳機能を入れて返信が。そうして速攻で予約完了。
↓グループチャットに追加したら、送ったメッセージを瞬時に自動翻訳してくれる機能。台湾でも1度使ったことがあるけど本当に便利。
時間を聞かれているのに、日付を答えた私のせいで、翻訳機能に不信感を抱かせた可能性あるよね。
お店は「ラプンツェル」、梨大駅のすぐ横にある。(梨大はイデと読むのだけど、英語表記はEwha。ふむ)
こちら路面店ではないので注意。駅の4番出口から出るとスターバックスがあり、進んで行くと、こんなかんじ。赤い丸の部分が美容室。窓が大きくて開放的なのが分かるかしら。
↑の矢印のところの正面が、↓こんなかんじ。奥の暗くなってるところにエレベーターがあるので、2階へ。
奥の方へ進んでいくと、到着です。
結構広くて驚き。とりあえず、Beforeがこんなかんじ。
担当のアランさんという方は日本語少し話せる。日本が好きなようで、もう10回は行ってるとおっしゃっていた。
適当にショートボブくらいでお願いしたかったけど、結構厳密にどんなかんじがいいか聞かれてしまい。
世間話の時はずっと日本語でだったけど、髪型の希望をヒアリングする時は、Google翻訳使ってのコミュニケーション。私はそもそも細かい要望がないからか、特に不便は感じず。
美容院に韓国ならではの何かを期待していた、なんてことは全くないのですが、やはり新しい体験にサプライズは付き物。
まず、驚いたことに、シャンプーした後に乾かし始める。後に来たお客さんも同様だったので、これが韓国流なのだろうか?
シャンプーして、乾かしてから切り始める。うーむ。ちなみにシャンプーは丁寧。
そしてカット。切り方は人それぞれだろうから、と思っていたけど、それで済ますには勿体無い(私の人生のネタ的に)くらい斬新なカットが途中で入る。
髪の毛持ち上げて頭上でバサッみたいな。普通の切り方なのだろうか?その前にこの説明でみなさまイメージできるのだろうか。
ああ、どうなることやら、と若干暗澹たる気持ちになりつつあったのだけど、終盤、鏡に映る自分が面白すぎて。笑い堪えるのに必死。変、とは違う、別の意味で面白いというか。
ちなみに、前髪は今韓国で流行っている風にしてくれたそうです。
最後、ドライヤーでセットされ終わってみると、まあ良いかんじ。途中の心配は杞憂でした。
気になるお値段は、32000ウォン。安い!
いくらか知らずに予約してたことに、お会計の場で気付く。でも、40,000ウォンで安堵、していたのに、コネストという韓国旅行の情報サイトにレビューを書いたら20%オフするよ、というので、ありがたくオファーを享受。人生で初めてレビューを書きました。そんなわけで約3200円。
ヘアカットを安く済ませたい人には、おすすめかもね。
私はまた行こうとは別に思わないけど(普通に日本で行けばいいからね)、ソウルで髪の毛切りたい!って人は行ってみてはいかがでしょうか。
そうそう、アランさんが「日本は何でも美味しい。コンビニのおにぎりでさえ美味しい。」と言うので、「韓国にもコンビニたくさんあるし、おにぎりも売ってるじゃない?」と思ったら、韓国のは美味しくないとのこと。
どんなもんかな、と気になったので検証。
結果、アランさんは正しい。
パッケージは日本のと同じかんじ。むしろ、ビジュアルは優れている。
しかも、中身の具は韓国の方が多い気がする。
と一瞬好感触。
しかし、食べてみると、・・・?
この見た目に反して、味がしない。
たまたまハズレ引いた可能性もあるので、違うのも食べてみた。
結果は同様。具は多いけど、味がしない。
どうなっているんだ韓国コンビニのおにぎり!
日本のメーカーさん監修に入ればいいのに、と思ったけど、もしかしたらキムパのせいかもしれない。
私は広蔵市場のミニサイズのキムパしか食べてないけど、韓国には、あの一般的なイメージの、つまり太巻きのようなキムパを専門に売るお店があるのですね。美味しそうだな、と思ってマークしているお店もいくつか。
なるほど、需給関係で韓国のコンビニおにぎりは美味しくないんだ、と勝手に結論付けましたとさ。
でも、個人が日本風の美味しいおにぎり屋さんを開いたら、絶対流行ると思う。あるいは、もうあったりして?
新しいビジネスチャンスにわくわくしたところで、今日はこの辺で。
ごきげんよう。
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