【ルーマニア】クラヨヴァ、小さくて素敵な街

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七十二候は霞始靆(かすみはじめてたなびく)、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
野山にぼんやりと霞がたなびき、幻想的な風景が見られるころ、とのこと。その様子に、この記事とのシンクロを感じるのですが、というのも、目をつぶって記憶をたどり、脳裏に描かれた思い出の情景もまた、霞がたなびいているかのようだから。

ポエティックな導入に満足したところで、ひょんなことから滞在することになったクラヨヴァについて。
「ひょんなこと」の詳細は前回の記事を参照いただくとして、今日はクラヨヴァの魅力を綴っていきたいと思います。

百聞は一見に如かず、ということで写真多めでいってみましょう。
まずは冒頭の写真、町の中心に描かれた壁画。
その周辺に広がる、テラス席が素敵なストリートは、前回の冒頭の写真。

パン屋さんは独特のスタイル。
歩いていたら購買意欲をかきたてられること間違いなし。
というのも、いい匂いが漂ってきたと思ったら、パンが目に入り、視覚と嗅覚に訴えかけるマーケティングスタイルだから。最強。


ここに限らず、パン屋さんは基本一面ガラス張りになっていて、商品の受け渡し口だけ開いている。非接触の先走り。

ベンチも多いので、買ってすぐ食べれるのも良い。
上の写真はルーマニア全国展開のGigi。ハディットではないが、私がビジュアルで選んだパンは、シュトゥルーデルの変化球みたいなので、中々美味。
そして破格。大体どれも1個60円くらいだった。2018年の話なので、今は知らない。
尤も、最早パンを食べることがほとんどない今となっては、2018年時点の自分が、甘いパンを買って食べていたんだ、という驚き。

お次はお金。通貨はLei。紙幣のマークが透けているという斬新なデザインが素敵。

私は旅行先でもベンチで本読んだり、散歩している犬を見たりするのが好き。
ヨーロッパは総じてベンチが多く、クラヨヴァも例外ではない。

そんなわけで、ベンチに腰掛けていたら突然流暢な英語で話しかけられ。
正直、内容は全く覚えていなのだけど、如何せん3年半のことなので。
でも、感情は記憶に残っていて。彼女たちと話した後、とてもほっこりとした幸せを感じたのを覚えている。
多分、優しさを感じたんだろうなあ。

体で覚えるとか、習うより慣れよとか、学習にも五感を使うと良いとか、色々言われるけど、なるほどこういうことなのかな。

ところで、スペイン語はラテン語の派生で、他にイタリア語、フランス語、ポルトガル語、ルーマニア語もそうである、というのはスペイン語学習者がまず知る情報の一つ。

前の3つは触れる機会も多く、確かに似ていると実感する。でも、ルーマニア語に関しては、ただ情報として知っているだけだった。

しかし!本当に似ていることを確かめることができました。
ブカレストのインフォメーションにて、
「バス停はどこですか?」と聞いた時のこと。

Where is the bus terminal?
まさかの通じない。
クラヨヴァでは基本英語通じたのに、なぜ首都で通じないのだ、と思いつつ、とりあえず「バス」を伝えれば何とかなると思い、色々イントネーションを変えて言ってみる。

すると、「あ~アウトブス?」
お?Autobusって言った?それスペイン語でバスの意だよ?

そんなわけで、”Siiii, autobus!” 
私もスペイン語で言ってみた。

まさかの通じたという。
あ〜 estación de autobús ね〜
って。スペイン語と一緒だったという。
綴りとか、正確には違うと思うけど、ルーマニア語とスペイン語の兄弟感に一人感動したところで、残念な事実。

その乗るべきバス、ルーマニアから発つために空港に向かうやつだった。つまり、もうスペイン語でどうにかなるか確かめられないという。
まあいい、ネクストタイム。

その時はブカレストにも滞在してみたい。
今回は通過しただけだったけれど、やはり首都だからか雰囲気が全然違うように思った。
あるいは、クラヨヴァの雰囲気が良すぎたのか。
どちらにせよ、クラヨヴァの人たちのお陰で超好印象のルーマニアへの再訪を誓って。今日はこの辺で。

ごきげんよう。

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この記事を書いた人

アラサー女子\(^^)/ マイペース&自由に生きてます。物欲ゼロ、代わりに旅欲高め。渡航32ヶ国、まだまだこれから!英語&スペイン語を話せます。Instagramで韓国グルメ発信中☞ @arisa_travelife

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