お久しブリーフ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
5/29はこんにゃくの日だそうです。
こんにゃくに365分の1を割り当てることに違和感を感じる人もいるかと思うのですが、
おそらく、食卓の脇役中の脇役に徹しているこんにゃく自身も、主役に踊り出ることなんて、特に期待していないと思う。
しかし、私はスペイン人のおかげで、こんにゃくのポテンシャルに気付かされたのです。
ブログの更新が滞っていた要因の1つでもあるのですが、5月中旬に10日間ほど和歌山に行っておりまして。スペイン人3人の通訳をしていたのです。
記憶にある方もいらっしゃるかもですが、10月にも同じメンバーの通訳で2週間ほど取材の同行をしていました。
日本には何回か来たことがある彼らですが、まだまだ知らないことは多く、特に宿で出る料理は「これは何?」オンパレード。
それへの回答に、毎回のように登場するのが「こんにゃく」なのですね。
「こんにゃくだよ」
「何?こんにゃくって」
「芋の一種でできた灰色の・・・」
何度このやり取りをしたことか。最後の方には、「もう何回も説明してるけど」という前置きをつけたくなったくらいの登場回数。
正直、こんにゃくの説明に飽き飽きしていたけど、でも、そうやって毎回質問されたからこそ気付いた、登場する料理の幅広さ、そして、登場するフォームの多様さ。
あるいは、そんなに登場しているのに覚えてもらえないインパクトの無さ。
しかし、これは脇役としては褒め言葉。
ランウェイを闊歩するモデルさんたちも、あくまでも主役は服で、その服を美しく魅せることが仕事、自分が目立つことではない、というではありませんか。
あるいは、映画やドラマの脇役。主演には絶対にならないけど、いろんなところに出ている俳優さん。演技は上手いのに、目立たない。あるいは、目立たない演技が上手い。
こんにゃくも、他の主役食材たちがみんなの口の中で歓喜を振り撒く横で、佇んでいる。それ自体がめちゃくちゃ美味しいわけでもないけど、決して不味くなり得ず、ただ料理のバランスを整えてくれている。縁の下の力持ち的な役割。
おそらく、こんにゃくが色々な料理に使われていたのは、滞在していたのが山奥だったから、というのが大きいと思う。
でも、お陰で気づきを得られたので、みなさまも是非色々な料理に使ってあげてください。
別にこんにゃくの回し者ではなく、ただ私が料理しないので使ってあげられないという・・・
洗面所にかかるカレンダーに「5/29 こんにゃくの日」を見つけ、これはブログに書かなければ!と謎の使命感。というわけで短いながらの久々記事でした。
滞在していた民宿のおすすめ記事なども書きますので、気を長ーくしてお楽しみに。
ではまた、ごきげんよう。
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