カスレ、食べてポカポカ、感じる冬

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二十四節季は雨水、農耕を始める時期の目安とのことですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今日は畑の味覚のお話ですが、その前に、
冬のご馳走と言えば何ですか?
鍋!
という回答が多いのではないかと推測するのですが、いかがでしょう。
いや、そうであると信じて進めますが、
冬=鍋
なのは、お鍋=熱々→食べたら体の内から温まるから、だと思うのですが、そういう料理は国境を越えてあるわけで。
フランス版は、どうやらカスレらしいのです。
というのも、フランスに行ったことがない私でもその認識を得てしまうほどに、ビストロのメニューに載ったカスレの謳い文句は決まって、「冬の定番」など。

そんなわけで、寒い日のランチにカスレをチョイスしてみました。
カスレがどんな料理かと言うと、ソーセージや鴨肉と、白いんげん豆を長時間煮込んで作る料理。フランス南西部の郷土料理らしく、結構手間暇がかかるみたい。
ちなみに、料理の名前の由来にもなったカソールと呼ばれる深い陶製の鍋に入れて煮込むのがポイント。
料理に使う道具が、そのまま料理名になっている点でも、鍋と一緒。
モロッコのタジンもそう。スペインのパエリアもそう。

どんな味かな、とワクワク待っていたら、サーブされたのがこちら。
カトラリー置きがネコちゃんで可愛かったので、入れたかった構図。

うん、美味しそう。
そして、実際美味しい。
フーフーさせながら食べる、冬らしさ。
お肉とお野菜がゴロゴロ入っていて、それぞれの素材の旨味を感じられる。
上に乗ったパン粉が香ばしく焼かれていていいアクセント。
特に鴨と人参が美味しかった。
私、無類の人参好きで、前世はウサギに違いないと思うほどなのだけど、この人参は本当に美味しかった。
帰りに、表に出ていたメニューに「にんじんのポタージュ」を見つけたので、すぐに再訪の予感。

あと、奥にひっそりと佇んでいた野菜がおりまして。ビジュアル的に小さい玉ねぎかな?と思ったのだけど、ナイフを入れて、黒にんにくであることに気付き。
実は私、ニンニクはあまり好きではないのです。(韓国料理好きなのだけど、ニンニク入ってなかったらもっと好きになれると思う。)
でも、この黒ニンニク、嗅いでみたらあのニンニクの匂いがしない。結果、好奇心の勝利、少し食べてみるとむしろ甘みを感じる。そして、もっちりしていて、ドライフルーツみたい。
意外に、黒はいけるかもしれない、という発見。やはり、食わず嫌いはいけない。

ところで、カスレの前に、サラダを食べたのだけど、中にキュウリのピクルスが入っていて。これがハーブの香りがしっかり乗っていてとても美味しかった。

前述の通り、にんじんのポタージュが気になりすぎるし、カスレを食べる!と意気込んで行ったゆえ、ほとんど目もくれなかった他のメニューだけど、熊の文字は確実に見えたので、冬の間に再訪を誓う。

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そんなわけで、久々にお気に入りになりそうなお店に出会えた幸せの共有でした。
ではまた、ごきげんよう。

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この記事を書いた人

アラサー女子\(^^)/ マイペース&自由に生きてます。物欲ゼロ、代わりに旅欲高め。渡航32ヶ国、まだまだこれから!英語&スペイン語を話せます。Instagramで韓国グルメ発信中☞ @arisa_travelife

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