今日から4月、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
「春が2階から落ちてきた。」
「メロスは激怒した」に匹敵すると言っても過言ではない、この書き出し。伊坂幸太郎の『重力ピエロ』ですが、4月が始まる今日、文字通り、春が空から降ってきますね。
上を向いて歩こう、と呼びかける歌がありますが、思わず上を見上げてしまう、そんな桜が満開に咲き誇る日和でございます。
空を見上げると言えば、思い出すのは教習所。
ちょうど満月が出ていたので、月がキレイですねって同じ年の新米教官に言ったら、「視線が高いですね。」って返された。
中々に個性的な返しのお陰で、記憶に刻まれております。
念のために補足しておくと、みなさんご存知の通り私は夏目漱石ではないので、「月がキレイですね」に他意を込めてはおりません。
ちなみに、その教官はノッチの中岡さんに激似でした。
ショートヘアバージョンの中岡さんに教習中、「じゃあ同じ年ですね」って言われた時の私の衝撃はみなさま想像できますまい。
思わず、「え?すごいですね!」って返しました私。
さっきの彼の返しと肩を並べる程度に変な返しをしたわけですが、これには他意がありまして。
23歳(当時)には思えない落ち着きように対して「すごい」と言ったのであります。
いやはや、元気にしてるかな、ほぼ中岡さん。
教官と言えば、もう一人よく私の担当になる方がいて。おじいちゃん教官なんだけど、悟り開いてるのかな?って人だった。私が必死で運転してる横で、人生論を説く教官。
若者よ、教習所に行こう。って〆ようと思ったんだけど、私に言われなくても行ってるみたいですね。
若者の車離れは進んでいるけど、免許取得率は高いままのようです。実際免許無いと不便だものね。
ちなみに、免許の更新は更新期間にした方が良いです。
実は、やむを得ない事情がある場合は更新期間前にすることができるんだけど、そうすると期間が1年短くなるの。従って、特に初回免許更新の場合はすごく損になるので注意。
私がまさに初回更新の期間中、ずっと海外に旅に出る予定だったから期間前にさせてもらい。その時の旅を回顧録さながらブログで書いているわけですが。
あと1週間遅い航空券を取っていればよかったものの、免除更新なんて日常の脳みそからは抜け落ちているわけで。
慌てて確認すると、更新はできるけど、年度が1年減りますとのこと。
つまり、2016年免許取得し2018年に更新するはず
→更新期間前に更新(といっても既に2018年)
→しかし2017年に更新したことになる
→次の有効期限3年後=2020年
→ちゃんと期間内に更新しにいく
→そしたら次の有効期限も3年後、2023年
→なぜなら2020年時点で免許取得後5年未満だから次の有効期限も3年
っていう。ちゃんと2018年に期間内に行っていたら
→有効期限2021年
→次の有効期限2026年
分かりますか、いかに損をしているか。
だから、初回免許更新は何が何でも期間内にすることを強く推奨します。
さて、謎に熱く免除更新について語ってしまいました。
「桜舞い散る中に忘れた記憶と~」
と歌う方もいらっしゃいますが、記憶を忘れないように今日も書いていきましょう、ということです。
忘れるために書く、という人もいるみたいだけど。
アルモドバル監督の『ペイン・アンド・グローリー』の話。
主人公のサルバドールはアルモドバル自身をかなり投影した人物。彼の書き物を勝手に読んだ知人が、作品化しなよ!と言うと、サルバドールはそんな気はないと。
すると知人が、何で作品化する気がないのに書いたんだ?と聞くと
「忘れるため」と。
実際、書くことの心理的効果は色々あり。
例えば、誰かに対して怒りや悲しみの感情を抱いたら、その相手の嫌なところを全部紙に書きまくる。すると、気持ちが静まる。アンガーマネジメントとか言うやつですね。
私の場合は、こうやって文字を羅列させることがある種の癒しになっている。
読んでくれる人がいることに感謝。
増えてくれれば尚嬉しいのだが、という本心は包み隠さず、今日はこの辺で。
ごきげんよう。
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