今日は己巳の日(つちのとみのひ)、60日に一度の金運アップの日だそうですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
そんな日が十日戎の残り福の日でもあるなんて、行くしかない。ということで、今日は初詣がてら、えべっさんに寄って帰ろうと思う次第でございます。
さて、今日の本題はタイトルにある、かの有名な作品『愛の不時着』。
新年の抱負の消化のため、元旦から観始め、あっという間にハマったことは、前回お伝えしたとおり。
あっという間に、1週間で観きってしまった。
超話題作、超人気作品なのは知っていたけど、色々な人からおすすめされ、いつか観たいと思っていた。
いや、本当に頭の片隅に「いつか観たい」を植え付けてくれた人達に感謝。
素晴らしい作品でした。
もし未視聴の方がいれば、騙されたと思って観てください。
ネタバレ含むこの記事を読むのをやめて、とりあえずNetflixに行きましょう。
何も知らない状態で観た方が楽しめるはず。
というのも、私がタイトルから容易に想像できるラブストーリーであるということ以外、予備知識ゼロで見たから。
そしたら、こんな壮大な話だったのか!と驚きの連続。
まさか、韓国のセレブ社長と北朝鮮の軍人が主役だったとは。
しかも、パラグライダーの事故で38度線を超えて出会うとは。
設定が色々奇抜。
だけど、その奇抜さが良い。
そして、突飛な設定に散りばめられたキュンポイント。
特に、フィンガーハートの登場には「おお!これが!」とやっと本物(?)に出会えた感動も。
しかし、同時にその指を出す様が、ポケットの中にはビスケットが2つ・・・を彷彿させるジェスチャーだったのでなんというか、拍子抜け感もあり。
兎に角、2人のハッピーエンドを望みながら見進めるわけだけど、如何せん片方が北朝鮮人という設定故に、ありがちな2人が結ばれてお終い、が無理なわけで。
だから、どういう風に最後持っていくのか、予想が付かない。それが良い。
そして、最後もいい感じにうやむやな感じが良い。
2人の再会に結局何年かかったのか、
リ・ジョンヒョクさんは、どうやって2週間スイスに滞在しているのかは明らかではない。
そして、北朝鮮という未知な世界の日常を垣間見れるのも楽しさの一つ。
脱北者に取材をして、リアルさを求めたそう。
サブタイトルも時折いい感じに直訳して、左に意味を補足で出していたのが良い。
あるいは、韓国語でも北朝鮮で使われる独特の単語の説明を、左に補足して出していて、それに忠実に日本語サブタイトルが付けられていたのかもしれないが。どちらにせよ、良い。
でも何よりも終始、喜怒哀楽への揺さぶりがすごいのが良い。
笑いあり涙あり、という常套句がピッタリ当てはまるストーリー展開。
終盤は主に涙涙涙(久しぶりにこんなに泣いた)、感動の嵐なのだけど、その結果、疲労感がすごい。
疲労感というと、なんだかネガティブに聞こえるので、言い換えると、体力を使う。
それもこれも、いかんせんユン・セリ役のソン・イェジンさんの演技が上手いから。
喜怒哀楽の表現が素晴らしい彼女、終始その美しさで魅了してくれたけれど、なんと40歳というから驚き。
撮影時は33~35歳だろうけれど、それでも5歳は若く見える。
しかも、本当に実生活でリ・ジョンヒョク役の人と結ばれたというから驚き。というか嬉しみ。
見終わってからも、そんな情報で驚きは続くのだけど、最初から見返してみるとなんだか違和感。
なんというか、みんな顔が違う。
スッキリしている、というか、フレッシュなかんじ。
撮影が進むにつれて、疲れが出てきたのだろうか。
ユン・セリとリ・ジョンヒョクさんが2人で仕事をサボって橋の上にいる時の顔がすごくむくんでいて、疲れてるのかなあ、と感じたけれど。。
違和感といえば、ソウルでの外食シーンがフライドチキンとSUBWAYばっかりなこと。スポンサーなのだろうけど、もうちょっと韓国料理を出してもいいのでは・・?
あれを見て、なるほど韓国人はフライドチキンを常食しているのだな、と思う人はいないだろうけど、むしろ折角の文化のPRの機会が勿体ない。
とはいえ、十二分に韓国行きたい欲は高められた。
韓国だけじゃなくて、スイスにも、北朝鮮にも行ってみたくなったし、パラグライダーもチャレンジしてみたくなった。
とりあえず、もう1回転観てみよう。
その間に、この大作に負けないタイトルを誰かおすすめしてくれることを期待して。
ではまた、ごきげんよう。
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